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消炎鎮痛剤の恐怖 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症専門:理学整体 鬼頭健康院

このページでは 「免疫革命」 の中で
(著者 新潟大学院医学部教授 安保 徹  発行 講談社インターナショナル)
消炎鎮痛剤のもたらす害について述べられていますので
紹介したいと思います。
腰痛・膝痛の謎を解く
 腰痛の治療法としては、消炎鎮痛剤の内服以外には、理学療法とブロック療法の2つが多くの臨床の医師にとっては身近なものであるといっています。
 同時に、腰痛を治すのは困難なことが多い、とも述べています。腰痛をのぞくのは神のワザとまで表現しています。神のワザだというくらいですから、きっと治すのはとてつもなく困難だという意味でしょう。     

 さらに、「消炎鎮痛剤内服以外には」と前置きしているということは、他の治療はほとんど少数派だということでしょう。

 まずは必ず内服薬、あるいは外用の湿布を処方し、それでも治らないのが現実だということでしょうか。腰痛は、数年から10年という長い時間をかけて徐々に悪くなるので、あまり深刻な問題としてとらえられていないのかもしれません。 

 私の見るところ、ほとんどの整形外科の先生たちは、消炎鎮痛剤を処方することに疑問をもっていません。しかし、私は白血球の自律神経支配の研究をしているうちに、腰痛に消炎鎮痛剤を使うのはまちがっているのではないか、と考えるようになりました。免疫学から見るうちに、腰痛の謎が解けてきたからです。

消炎鎮痛剤が全身病を誘発している
 消炎鎮痛剤の薬自体に対して何の疑問も持っていないようです。今の腰痛・膝痛治療の主流は、そういう状態です。だから腰痛がすっきりと治ることがないのです。さらに、腰痛、膝痛の治療として処方された消炎鎮痛剤は局所的には血流の抑制という形で働きますが、同時に全身にも影響を及ぼします。
 消炎鎮痛剤というのは経皮吸収で、必ず体の中に吸収されて全身にまわりますから、全身の血流が抑制され、血管を閉じるので、血圧が上がります。この状態は、1週間とか2週間ぐらい続くだけなら、破綻をきたすことはありませんが、1ヶ月、半年と続けていると、強い交感神経緊張症状がでてきます。高血圧症や、夜眠れなくなるという症状が出るのはこのためです。

 ほかにも、肥満のある人たちは糖代謝が上がって糖尿病の発症のリスクが高まります。交感神経緊張状態というのは、副交感神経緊張とメリハリのあるリズムで交替している限りは、元気が出る状態です。
 しかし、ずっと交感神経緊張状態のまま固定してしまうと、いつも疲れているという状態になる、もう疲れて、疲れて、いつも1日中具合が悪いというような状態になってしまいます。すると、さまざまな不定愁訴が現れますから、症状ごとに薬が追加されて、今度は薬漬け医療のはじまりです。
 高血圧になれば降圧剤、不眠の人には睡眠薬、疲れていつも不安になる人には抗不安薬、糖尿病の人には経口糖尿薬、と次々に薬を増やしていきます。よくお年寄りで、薬袋にはちきれんばかりに薬をもらって帰ってくる人がいます。そういう人たちの出発点が消炎鎮痛剤の服用です。消炎鎮痛剤を服用したことによって、破綻をきたしている人は多いはずです。

 交感神経緊張状態というのは、いつも興奮しているので、脈がはやくなります。1分間に80ぐらいで、いつもタカタカ、タカタカと頻脈状態です。すると心臓にも負担がかかって、心肥大が起こってきます。さらに血管が閉じるので、すごく体が冷えます。指先がいつも冷たい。夏でも靴下をはかないといけないほどの冷えがでてきます。もっと冷えがひどくなると、足の指が紫色になってきて、最後には腐ることすらあります。
 交感神経緊張状態が持続すると、ありとあらゆる病気がでてくる危険性がきわめて高いのです。だからこそ、そういう状態をつくりだす消炎鎮痛剤の服用にはもっと慎重になるべきです。

 消炎鎮痛剤は湿布薬、内服薬、座薬といろいろありますが、どういう形で処方されてもまったく同じことが起こります。したがって、飲み薬をやめても疲れている状態が治らないというときは、貼り薬を使っていないか、見直さなければいけません。
 もちろん、打撲や怪我などの急性の炎症の場合には、激しく起こりすぎる炎症を止めるために消炎鎮痛剤を使い、場合によってはアイシングなどをして冷やすということも必要です。急性期に、限られた必要な時間だけ消炎鎮痛剤を使う分には、もちろん、問題はありません。

 問題となるのは、慢性的な疼痛に延々と使い続けることです。消炎鎮痛剤の長期服用は、だいたい5年から10年の間に破綻をきたします。
 最後には、交感神経緊張状態によって消化管の働きが止められてしまうので食欲がなくなってやつれ、老化が促進されて寿命がつきるというような形で破綻することになります。そう考えると、じつに恐ろしい薬です。
 長期にわたって服用しないように、患者の側でも自分のもらっている薬をよく知っておくことが必要です。



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